スマホに「正確に」「音源を」「複製」する方法

この記事は、大阪工業大学 Advent Calendar 2019 の13日目の記事です。

 

 

まず自己紹介

初めまして、スリランカ民主社会主義共和国朝鮮民主主義人民共和国の尾骶骨が乗るプリウスと申します。名前だけでも覚えて帰って下さい。

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名前の話

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よく昼に談話室で飯食ってたり、たまにポエム北山に二人で行って飯食ってたり、枚ラで音ゲーしてる、CSL.とゆる音所属のINB1です。空き時間は基本談話で友達とカードゲームやってます(カードゲームやる人らでディスコの鯖立ててサークルまでやってやろうとかも思ってます。気になった方がいればDMまで)。

 

 

記事を書くに至った経緯

 

 

とある方から借りていた某ゲームの7枚組サウンドトラックを返していたときに、

「普段からCDを買ったりレンタルしてるからさー容量でかくなるのよ、だから俺SDカードに入れるときこの方法使って入れてるんだー」

ってしゃべってたら「それ記事にすればいいじゃん!」と。

多分同じ悩みを抱えている方も多いと思ったので、この場を借りてその方法を伝授しようかなと思います。この記事一つを読むだけでできるようになるとおもいます。

ただ、この記事はやり方説明なので面白さ逆Vです。笑いたい人は前日のやつを、ためになりたい人は先々日のやつを見に行って下さい。

本題へ

必要なもの

パソコン

CD(普通にパソコンに入れたときに情報が来るやつがいい)

CD入れて読み込むやつ

タイマー

この記事

Exact Audio Copyの導入

http://www.exactaudiocopy.org/

ここから、左側にある「Resource」の下の「Download」をクリック

いろいろ画像が出てきたりしますが惑わされず、FossHubと書かれたところの下にあるIf...から始まる文章のclick hereをクリック

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現れたページのDownload Installerをクリックすると、いつものようにexeファイルがダウンロードされます。

それを実行し、基本的に初期設定で十分なので保存先等こだわりのある人は設定してもらって、それ以外はnext連打でかまいません。

以上を行うと、Exact Audio Copyがダウンロードされます。おめでとうございます!

そのまま起動してもいいですが、サイト見たときに察するように英語でしか書かれていないので、日本語化を挟みます。

以下、Exact Audio Copyを「EAC」と略して表記します。

(もし起動してしまって、なんかポップアップが出たときは「No」を押して下さい)

EACの日本語化

http://sonicdisorder.net/eacinstall.php

このURLから日本語化ファイルをダウンロードしましょう。

(この文章疎く感じたらサイトにリンク付けされてるブログ見て下さい)

上のリンクに、画像付きで導入方法が記されてあるので、そちらを見ながら導入して下さい。

簡単にこっちでも導入方法を書いておくと、

「ダウンロードしたもの解凍したらjapanese.txtが入ってるからEACのフォルダの中のLanguagesフォルダに突っ込む」

これを行った後にEACを起動させると、日本語になっているはずです。

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このようになっていたら成功です。後はこの画面でいいえを押して、左に見えるダイアログに従って下さい。

これで、EACの導入はおしまいです。コーヒーでも飲んで休憩を取って下さい。

 

EACの設定

休憩を済ませたら、割と時間のかかる設定に移ります。

左上のEACEACオプションを開いて下さい。

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最初はこうなっているはずです。この項目からいじっていきます。

まず「エラー回復品質」を「高」にして下さい。少し時間がかかってしまいますが、読み取る際にエラーが出た場合に、それが回復する確率が上がります。

次、項目切り替えて「全般」へ

EAC起動中はデータCD、音楽CDの自動再生を無効にする」、まあそんな気にすること無いと思いますが、筆者はオンにしてます。

次に「ツール」へ

「CUEシート作成時にUPC/ISRCコードを読み込み、CUEシートに加える」にチェックを入れてください。「CUEシート」という知らない物が出てきたと思いますが、これがタイトルのような方法を生み出してるものだと思って下さい。

あと、CDに取り込む際の設定が「書き込み」にありますが、今回スマホに入れるのでスキップします。これは皆さんに任せます。

EACの最重要設定

ここまで設定が終わったら、実際にCDを取り込んでみましょう。ここで、取り込むCDは「知らない人の方が多そうな、もしくはさすがにいろんな人が情報を入れてくれてるであろう」CDにして下さい。同人とかそういうのは情報無くてこの先の作業ができない可能性があります。

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今回は例として、私が3曲目を務めてます、「Creative Sound Lab.」から2019年秋M3で頒布された「くじびき」を入れてます。

CDをいれた初回は、何かしらのウィンドウが出ると思います(自前で画像が用意できませんでした;;)。それがEACを使う最大の利点である、「正確さ」に関わる物です。脳死で「Configure」を押しましょう。

するといろいろ設定してくれて、オフセット値が決定します。これは個々のパソコンによって数値が異なります。

その後、別の設定に取りかかります。「EAC」→「ドライブオプション」をクリック。

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警告が出ます。これについて今からやるので読まずにOKでいいです。

ここから写真多めに使います。

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この画面になると思います。下の読み込み能力の検出を押します。するといろいろ設定してくれて(2回目)、それを「適用」させます。その後のデータ送信はお好みで。

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これで最初の画面に戻り、セキュアモードってところが押されてると思います。今回は正確性を重視するのでそのままで。もし早さがほしかったらブーストモードがありますのでそっちを選択して下さい。

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「オフセット/速度」項目で、「リードイン・リードアウトをオーバーリードする」に一応チェックしましょう。もしかしたら役に立つかも。

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お次に「ギャップ検出」。ここが一番時間かかると思います。今のうちにパピコでも食っときましょう。 

 

ギャップ検出

ここでは、曲間にあるプリギャップ(-0:02とか出るやつ、隠しトラックとかこれで作ってるらしい)を検出するための設定を行います。複雑に見えてやってること単調なので大丈夫と思います。

  1. 検出方法をまずAにする。
  2. 検出精度を安全(セキュア)にする。
  3. 「OK」を押していったん設定画面を閉じる。
  4. F4キーを押してギャップを検出します(読み込むやつがぎゃりぎゃりいいます)。終わるまでの時間をタイマーで計るなどしてメモをとって下さい。
  5. いったんCD読み込むやつを開閉させます(読み込ませた状態は戻しておいてね)。
  6. EACドライブオプション」に行って、検出方法をBに変えます。
  7. 3~5を繰り返します。
  8. 6まで行ったら、検出方法をCにして3~5を行います。

これを行うとおのずとメモ帳にA~Cの時間がメモされていると思います。その中で一番短い方法を、EACドライブオプションで設定しましょう。

おつかれさまです。これが終わるとあともう少しです。次はCDの曲名情報などを取り込みに行きます。

EACメタデータ設定

EAC」→「メタデータオプション」にいって、「Freedb」の項目に切り替えます。

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E-Mailアドレスに適当にメアド入れて、その下の欄には、これを入力して下さい。

http://freedbtest.dyndns.org:80/~cddb/cddb.cgi

これで設定は終わりです。

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さて、最初の画面に戻りました。何も情報がないと思います。

ここで、上のほうにあるディスク二枚重なっててプラスが書いてあるアイコンを押しましょう。

するとあら不思議!

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曲のデータが読み込まれました!(前の奴は同人のやつで取り込めませんでした…)

もし画像も出てきたら画像も取り込んで、ちょっと画質いいのほしかったらダウンロードして右の窓に入れましょう!

これで音楽の取り込みの準備は完了しました!

CDの取り込み

ここからは実際にCDを取り込みます。

取り込む際に必要なことは、

  1. CDを入れる
  2. Freedbで情報をダウンロードする(ついでに画像も)
  3. F4キーを押してギャップを検出する

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もう一回持ってきました

ここまでの作業を終えたら、左のIMGを押しましょう!

いつもの保存画面に出るので、保存しましょう。

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これが出てきたら取り込み中です。待ちましょう。

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するとこんな感じで三つファイルができるはずです。上から軽く解説すると

cue wavの一曲の区切り時間とかが記録されてる

jpg ジャケ絵

wav 曲 すべての曲がこのwavに順番通り全部入ってる。後にcueファイルで区切られます。

ただ、この状態ではすべてのファイルがバラバラですし、cueとwavのリンク付けができないので、これを一つにまとめます。

easywavpackの利用

下のURLを押すと、easywavpackのzipファイルが直接ダウンロードされます(ウェルフェア賛歌みたいに)。

https://howto-it.com/wp-content/uploads/2016/03/easywavpack26.zip

解凍させると、これらが展開されると思います。

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展開されたファイルの中の、easywavpack.exeを起動させましょう。

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とりあえず右下の歯車で保存先設定しといて、wav,cue,jpgがすべて入ってるフォルダからwavをここにドラッグ&ドロップします。

すると、拡張子がwvとなったフォルダが出来上がります。

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それが、「正確に」「音源を」「複製」したものになります!

あとは、wvに対応した音楽プレイヤー(全プラットフォームでfoobar2000がおすすめ)をつかって、音楽の保存先を指定してやると、曲が再生されます!

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右上のスパナからMedia LibraryにいってMusic Foldersからwvが格納されたファイルを参照してやると(Android版)

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こんなかんじでアルバムが並びます!(Android版)

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PC版はこんな感じ



 

 以上で、「Exact Audio Copy」を使った、CD音源のスマホへのコピーが完了しました!おめでとうございます!

ほかのツール使うよりも、以下の効果が期待できます!

・ギャップ検出によって、曲による頭の空白時間の削除されます

・時間かけてるので正確にコピーされてます

・圧縮されているので容量も小さくなってます

これをうまく使いこなして、快適な音楽生活を送ってください!ストリーミング?サブスク?すいません私カードゲームと作曲と音ゲーで忙しくて・・・

 

終わり

なげぇ!!!(ここまで4433文字)

参考にさせていただいたブログ様とは異なって、このブログ1つ読めばインストールから実行まですべてこなせるように作ったと自負してます。

ただ、すでにインストールして快適に過ごしているせいで初期化した画像を用意できず、一部分かり辛くなってる部分があるのは申し訳ないです…

これを読んだ方が、快適に通学時の音楽を聴けることを願って。



参考にさせていただいたサイト様

ハウツーIT様

https://howto-it.com/eacinstall.html とそのリンクから飛ぶ複数のサイト